個展に寄せて 「闇の光」 ガレリア・ポンテ 6.7〜6.22
- miwakokiko24
- 5月16日
- 読了時間: 1分
更新日:5月24日

あなたの中で何かが揺れることがあるかもしれません
それが何なのか
わかろうとしなくても
説明しなくても
それでも、ここに在る
その揺れのようなもの
言葉になる前の気配
触れたような、懐かしいような、名のない感覚
誰の中にも、言葉になる前に在るもの
内側で静かに息をしているもの
そしてこの空間であなたの中にある
その名もない感覚が
すれ違うでもなく、重なるわけでもなく、ふと触れ合うことがあります
あなたと作品
あるいは
あなたと、まだ名前のない存在の間で起こる
ひとときの交差
それは理解や共感ではなく
あなたがいなければ生まれなかった何か
それが
ここで起こったなら
それが
あなたの中に何かを残すなら
それを私は
顕現
と呼んでいます
三輪洸旗
Comments